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四言で綴る斜な日記。毎日更新する予定でした。
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 玄関で出迎えてくれたこの人は、若干の驚きとおののきを顔に浮かべながら言う。
「ハ、ハル君か。まさか研究所を朱に染めたりはしないだろうね?」
 なんで怯えてるの?
「大丈夫です。ウィークポイントさえ刺激しなければ」
 なに? 何の話?
「あれ……ハル、もしかして高村さん……覚えてないの?」
 いくら記憶を探し漁りひっくり返ししようとも、常時白衣の人間は見当たらない。
「初対面だと記憶しているけど?」
「なに? 別人かね? 双子だったのか。気付かなんだ」
「あー……エミ! 説明してやってくれ。俺とハルはその間に打ち合わせすっから」
「えぇ! そんな!」
「ほら行くぞ、ハル」
 ケンジは玄関を離れ、誰も通らない私道に歩みを進めた。仕方がないので私も付いてゆく。
「ハル、あの人はマッドサイエンティスト高村といってな……」
「なんでマッドなの?」
「そこはツッコまなくていい」
 誰しも疑問に思う所だけど。
「あの人はとても優秀な科学者なんだ。きっとお前の謎も、科学的に解明してくれるだろう」
「透けるとか、触れないとか?」
「ああ、そうだ。んで、こっからが大事だよく聞け」
「いいからさっさと言いなさいよ」
「それはだな……何があっても高村さんに危害を加えない事。いいか?」
「いいも何も、私が何をするって言うのよ」
「何を言われても、何を食わされても、絶対に暴れるなよ」
「暴れるって何よ」
「いいから約束しろ。さ、はやく」
 ケンジが何を恐れているのか、私には皆目見当が付かない。が、とりあえずこの辺は従っておいた方が良いのだろうな。
「よく分からないけど、とりあえず誓っておくわ」
「よし、これで万事OKだな!」
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